インタビュー

先生は一般企業で様々な苦労と工夫をされて、パートのシフト管理等にも関わってきたそうですが、専門家の立場に変わり、労務管理で本当に大事な事はどのような事だと思われますか。

パート労働者と関わってゆくとき 初期が採用 中期が雇用管理 最後に退職と それぞれの対応があると思います。

まず初期ですが パート労働者の大半は家庭の主婦である場合多く 次の点に留意したいと思います。

  1. 家族構成からどのくらいの仕事量をお願いできるか
  2. 一月どのくらい賃金を見込んで来られるのか
  3. 前職の経験は、どのくらいあるのか

次に 慣れてきた頃中期について、これは正社員にも言えますが

  1. 会社の評価が まわりのパート労働者と比較して適切で賃金に見合っているか
  2. 自己の能力が、適切な仕事内容になっているか
  3. 今後の期待値が示されているか

最後に退職ですが これは辞められたあとも当然地域に住んでいらっしゃる方また友人 知人も多いと思います。これらの方が今後お客様として 当社をご利用いただけるか丁寧な対応がとられているか。

これらを、私の経験から 経営者の皆様や現場の方と考えてゆきたいと思います。

「ほんとうの経費削減を提案します」という挨拶に目が行きますが、ここで先生が伝えたい真意についてお教えください。

私も サラリーマンの折デフレの時代物が売れなくて、当然会社は経費削減せよといっていました。会社の廊下には「電気は消しましょう」とか「エアコンの温度は何度とか」大きく貼ってありました。無論ごもっともな意見ですし反対を唱える人はいないでしょう。しかし次の削減対象は人件費です。会社経験のある方は「もっと他に削減する所はあるんじゃないの」と誰もが心で叫んだのではないでしょうか。私は、今年の高齢者の法改正又は雇用契約法の法改正を読む内に、これは人件費をより圧迫しかねない要素を含むと考えました。このままでは新規採用の抑制 賃金のワークシェアリングが起こりかねません。私は、これらの問題を経営者の方や担当者の方と一緒に考え、企業に活力を生むお手伝いをしたいのです。

起業について、先生がお手伝いできる部分は無償でお手伝いしているようですが、これはどのような思いからされているのでしょうか。

先日 起業セミナーに参加いたしました。正直最初数人位かなと思っていましたが、40人以上の参加で、狭 い会場は満杯でした。すでに商品を決めている人 決めていてもどのように販売網を構築してゆくか思案中の方様々でした。講師の先生は「皆さんがお客様に提供しようとしているもので 代替えの利かないものない」とおっしゃっていました。 まさに真実です。私たちは世の中にない物又はサービスを提供しようとしているのではなく、単なる新参者です。私は、この新参者の同期として皆さんのお手伝いできるところはお手伝いし、また逆に助けていただけることは素直にお願いしたいと思っています。

最後にこのホームページを見て御事務所にご依頼しようと思っている方に一言ご挨拶をお願いします。

インタビューでいろいろなことを申し上げましたが、私の会社生活30年余りの経験を生かし、「日本の企業の活力を生むお手伝い」をしたいというのは、少しおこがましいのですが、この経験と社会保険労務士の知識を活用し経営者皆様の経験と知識を融合させたいと思っています。知識は持っているだけではなんにもなりません。これを皆様の知恵に変換していただき 活力ある会社運営に役立てていただければ幸いと考えております。

インタビュー:問題解決できるホームページ(http://www.1980.jp/)

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