中小企業の人材育成を考える ~講習会にて~

過日より一泊で、顧客の新年会を兼ねた研修会に参加してまいりました。その中での講演の席で来年度からの消費税増税等を控えどう売上を維持し伸ばしてゆけばいいのかとの課題を検討し合う場面がありました。売上を伸ばす要素のひとつは、人口構成です。人口構成からどの年代にターゲットを絞り商品やサービスを提供してゆくかではないでしょうか 現在富山県の人口構成で山を作っているのは「第一次ベビーブーム」の60歳代と「第二次ベビーブーム」の45歳代です。士業で結成される会として、年末に出席した富山市の森市長の後援会の席では、富山市は、来年三月の北陸新幹線開通に合わせて、富山市はコンパクトシティを目指し、整備を重ねている中で富山市の人口が増えていると述べられていましたが、全体を見わたせばやはり人口減少社会 労働人口は減少の一貫をたどっています。これでは、どんな業種も先細りは確実です。そんな中勝ち抜く手段 ここで私が提案するのは、基本的なことですが人材の能力向上です。

 

人の行動

人が何か欲しいとき、どこで買うかより誰から買うことを優先するのが60歳代ではないでしょうか。お客様は商品が同等なら付加価値を求めます。

私たちは、何か欲しいとき、チラシ ネット CM  クチコミ等様々な情報を収集しようとします。でも昔は、○○を買うときは△△の店と決めてはいませんでしたか。結論を申せば、今購買力がある世代に合わせた店作り、客様の行動に合わせるそれが企業の方向性だと私は思います。そこで、必要なのが人材の育成なのです。今世間では若者を使い捨てる「ブラック企業」が横行しています。これは無論論外の話ですが、ブラック企業のことを他のニュースと同様に新聞や広報で扱わなければならない社会が病んでいると言えるかもしれません。

 

社員の能力を高めるマニュアルの意義

社員個々の能力を高める具体的な方法に、マニュアル作成があります。マニュアル作成と言いますと当たり前とか作っても守らないとか皆さん言われます。それはマニュアル作成の意味を伝えていないのです。デフレ時代の給与体系の産物である、「成果給」はご存知と思いますが、今日「成果給」が正しく機能している企業は希です。講演では、希な理由とその対策を中心にお話をさせていただき「成果給」の給与体系の欠点とそれを補うものとしての、マニュアル作成自習を通して、作成の必要性とその意義について、参加の方の理解を深めさせていただきました。

作成の意義

① 成功の経験値や失敗した理由を共有できる

② 商品知識やサービスにばらつきがでないようにする

③ 情報を抱え込まないようにすることの重要性の認識。

④ 価値観の共有を図る

⑤ 接客話法や注意点の確認

 

マニュアル作成実習現場より

 

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