問題社員を採用時に見抜く

大型連休も終わり それぞれの部署ではいよいよ新年度事業本格化ではないでしょうか、そして、転属してきた社員や新たに入社した社員の行動や考え方がやや周りにも見えてきた頃と思います。その気持ちは「こんな人欲しかった」とか「まあ 評判通りか」や「え、・・・・」今年の流行語候補なら「じぇじぇじぇ・・」等の評判が周りをにぎわす頃です。もちろん人事に関係する部署の方にとっても、社員全員から異動や新規採用について評価される時期です。会社にとって 新入社員の採用や中途採用の経費は甚大です。ここでは「え、・・・?」(多少悪い意味ですが)と思わせてくれる 問題社員について考えてみたいと思います。他のホームページ等では、問題社員の対処方法や辞めさせ方を解説しているものを良く見かけます。しかしこれは下手に取り扱えば解雇制限に触れ 問題をますます大きくする要因にもなる可能性があります。最悪労働争議か裁判です。これは会社の経費で言えば特別損失となります。問題社員ほどこじれるのも事実です。最も良い解決策はこのような問題社員(労働争議まで発展する社員は除きます。これは別格の考え方が必要です)を採用しないことです。人事の方はそれがわかれば苦労しないとお思いでしょうが、私の会社員時代の採用経験から問題社員をいくつかに分類し、考えたいと思います。その上でおのおの会社独自の採用方法 質問内容をくみたててはいかがでしょうか。

 

1 基本的なマナーが出来ないタイプ

マナーが悪いのは誰にでもわかりますが、逆に一見良い場合 例えば人の話に割り込んでくることを積極性があると誤認したりする場合やアピールが逆にうまい場合 自分はすごい人物だと表現しつづける場合などがよく見受けられます。 この社員は、孤立してゆくことが多いと思います。

 

2 責任転嫁タイプ

    採用面接での話の中心が、業界環境や世の中の経済情勢であり、結果の受け止めが経済要因や会社の方針    だったりして 自分が主体であることを認めない場合が多い。会議や計画作成等では問題となる社員です。白     黒をはっきりしないと気が済まないタイプもこの責任転嫁タイプには多く、自己の計画通り進まないと他者を排     他したり、攻撃したりします。

  

3 指示待ち族になるタイプ

一見普通に見えます。私は経験上次のような社員が指示待ち社員となると思います。例えば業務での問題解決の場合は誰かが助けてくれないと解決できないことがあります。このとき周りに可愛がられていないタイプの為誰も助けてくれませんし、無論自分ではそのことに気付きません。そのため解決策が見いだせず なにもできません。このタイプが指示待ちタイプとなる場合が多いのです。結論から言えば たとえ個人能力が高くても、周りから好かれないタイプは、社内では何もできず指示を待つことになります。

 

4 人物重視で採用したら、空振りタイプ

   熱意はすごくあり「がんばります」を連発するタイプです。これは教育のページでも述べましたが 失敗からなにも   学ばない社員のパターンです。丁寧な対応がもとめられますが、基礎的学力がない場合もあます 結果として現   場では、一番手間がかかる社員となります。

 

  注 これは、経験よる私の主観です

  

以上の大まかな分類をしてみましたが、これ以上に採用で最も大切なことは、新規でも中途でも採用した場合、採用した社員を現場の管理能力で対応できるかどうかなのです。いかに会社にとって適応した人材を採用しても、各現場サイドで対応できなければどうしようもなりません。これから新卒の採用シーズンともなります。採用時の対応と受入組織を見直しませんか。

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