頑張っても 報われない 評価されない
今心にこんな想いを抱えながら仕事に向かう「メンタルヘルスが必要な社員」が増えています。無論企業の担当者はこんな社員が増えていることに気づいているとおもいますが、実際「社内で誰が」ともなるとなかなか踏み込めない。まして専門家でもない自分がと思うのも当然だと思います。今企業内ではデフレの時代が長く続き 企業体力が落ち 人件費削減の為にギリギリの人員で業務をこなす毎日の繰り返しが続いています。 現場では、休んでも仕事のことが気になり、休日も職場へ。こんな社員周りにいませんか。はた目には仕事熱心な社員にも見えますし 実際その通りの人もいます。しかしこれが「心の病」の前兆だとしたら このコラムでは、どんな人にその傾向が見受けられるのかを考えたいと思います。一言でいうなら加重労働や負荷を頑張る人ほどサインをだしているのです。今社会では、メンタルヘルスを必要としている社員を見逃すことなく 安心して働ける職場を形成することが、企業に求められています。そして下記のタイプに類似される社員は、過去の事例などからメンタルヘルスを必要とする傾向が顕著だと思われる社員です。以下のような気持ちを心の奥に秘めて働く そしてこの社員は職場でのエースの場合が多いのです。
1 自分に自信がない人
他人にどう見られているか、他人にどう評価されているかということを、恐ろしいほど気にしています。 自分に自信が持てず、他人の言動に対して、本当に過敏に反応してしまいます。 そして、自信を持って自分の価値観で行動することができず、他人の価値観で行動してしまいます。
2 自己を抑制する人
感情を素直に表せない 周りに合わせようとする人と頑張る人です。自分さえ我慢すればと思うので 自分らしさが出せずストレスをため込みがちです。不本意な人事異動などでいままでのキャリアを否定されたと特に感じることがあります。
3 執着心が強い人
保守的で、秩序やルールに忠実な点が大きな特徴です。他人に対して献身的で、人に頼まれると嫌といえず、相手と対立するような場面では、自分から折れる傾向があります。几帳面、律儀、綿密、責任感がつよいといった点もあげられます。
4 せっかちな人
何事にもとにかく負けず嫌いです。また 自己のペースで進めないと気が済まないタイプです。このタイプがより顕著になると サインを出していると考えてもいいと思います。特に会議等で自己の顕示欲が強くなり 他人を攻撃したりすることが多くなると要注意です。
こう列挙してゆくと、社内業績を上げてゆく為の重要な要素を持っていることが多いことに気がつかされます。こんな社員が自分の将来への不安を増大したり、いままでの仕事を否定されてしまうと「あの努力はなんだったのかと」感じてしまいメンタルヘルスが必要になる場合が多いのです。このサインをできるだけ見逃さない絶対的方法はありませんが、注意すべき性格を知っておくことで見落としは少なくなるはずです。
このテーマは3回にわたり考えてゆきたいと思います
2回目は 復帰プログラムの作成
3回目は 障害者年金
を予定しています。